お買い物の前に
専門マメ知識
【フロア ・ フローリング】 | 【アウトレットフロア】 |
【サニタリーフロア】 | 【直貼フロア ・ 防音直貼りフロア】 |
【根太貼り工法】 | 【捨て貼り工法】 |
【直貼り工法】 | 【二重床工法】 |
【化粧合板】 | 【ラワン合板(ラワンベニヤ)】 |
【シナ合板(シナベニヤ)】 | 【 MDF 】 |
【F☆☆☆☆ ・ F☆☆☆(FC0)】 | 【ホルムアルデヒド】 |
【シックハウス症候群】 |
【フロア ・ フローリング】
フロア・フローリングともに床材。
以前は部屋に貼る物をフロア、廊下やお縁など長いところに貼る物をフローリングと言っていましたが、今はどちらも用途に合わせて使われています。
当店では、幅広の物をフロア、幅が狭い物をフローリングと表記しています。
【アウトレットフロア】
アウトレット建材屋.netのアウトレット品は、全て、活躍の場を失った新品の商品ばかりです。
通常の商品より、アウトレット価格なので予算を削減することもできます。
◇一流建材メーカーの廃盤品
◇ 運送中のちょっとしたキズ
◇ 使用に差し支えない程度のキズ
◇ 建築現場で不要になった一級品
◇ 建材メーカーで工程上のB級品
◇ 家具メーカーでの不要な部品
◇ 展示会での展示品
◇ メーカー在庫の調整品
◇ 使用されないまま返品になった商品
◇ 長期在庫の為の処分品
◇ その他、いろいろな事情による処分品など……
【サニタリーフロア】
主に、トイレや洗面所などで使われている耐水性・耐汚染性に優れた床材。
基材には耐水合板(タイプ|)という湿気に強い合板を使用し、面取り部には防水処理を施し、継ぎ目から水分が浸透しにくい仕様になっていますので、サニタリー空間を清潔・快適に保ちます。
【直貼フロア ・ 防音直貼りフロア】
主に鉄筋コンクリートの床スラブ上に接着剤にて施工。
遮音性能を高める特殊暖衝材のついた遮音木質床材。
当店では、遮音性に優れている物を防音直貼フロア、そうでないものを直貼フロアと表記しています。
遮音等級 | 人の走り回り、飛び跳ねなど (重量衝撃音) |
イスの移動音、物の落下音など (軽量衝撃音) |
生活実感、プライバシーの保護 |
L-40 | かすかに聞こえるが、遠くから聞こえる感じ | ほとんど聞こえない | 上階で物音がかすかにする程度・気配を感じるが気にはならない。 |
L-45 | 聞こえるが、意識することはあまりない | 小さく聞こえる | 上階の生活が多少意識される状態、スプーンを落とすとかすかに聞こえる・大きな動きはわかる。 |
L-50 | 小さく聞こえる | 聞こえる | 上階の生活状況が意識される・イスを引きずる音は聞ける・歩行音が聞こえる。 |
L-55 | 聞こえる | 発生音が気になる | 上階の生活行為がある程度わかる・イスを引きずる音はうるさく感じる・スリッパ歩行音が聞こえる。 |
【根太貼り工法】 根太貼り工法とは、主として木造戸建住宅の床組である根太上に接着剤と釘を併用して床材を施工する方法です。 |
【捨て貼り工法】 捨て貼り工法とは、主として戸建住宅の床組に合板などを下貼りし、 その上に床材を施工する工法です。 |
【直貼り工法】 直貼り工法とは、主に鉄筋コンクリートの床スラブ上に接着剤にて施工。遮音性能を高める特殊緩衝材のついた遮音木質フローリングを貼る方法です。 |
【二重床工法】 二重床工法とは、主に鉄筋コンクリート床スラブの上に、パーティックルボードなどのベースとなるパネルと、それを支持する支持脚によって床下を構成。その上に床材を施工する方法です。 支持脚は高さ調節が可能ですので、段差のないバリヤフリー住宅の 設計にも最適です。 遮音効果を高めるシステムもあります。 |
【化粧合板】
表面材を台板に接着剤を用い貼り合せたものをいう。
表面材には、天然木、プリント、ポリ、塩ビなどある。
【ラワン合板(ラワンベニヤ)】
ラワン系の南洋材の使用した普通合板の一つ。 タイプ1(T1:耐水)とタイプ2(T2:準耐水)の2種類がある。 3枚の薄い板を互い違いに貼り、強度を持たせたもの。 |
【シナ合板(シナベニヤ)】
シナという木を使用した普通合板の一つで、白く黄みがかった木肌。 |
【 MDF 】
ミディアム・デンシティー・ファイバーボードの略。
中密度繊維板のことで、木材を細かく砕き、特殊な接着剤を使用し固めたもの。
【F☆☆☆☆ ・ F☆☆☆(FC0)】
2003年7月1日より改正建築基準法が施行されています。
1997年に厚生省によりホルムアルデヒドの室内濃度指針値(現在13の科学物質)が発表されましたが、さらにその指針値を達成させ、住まい手の健康を守るためシックハウス症候群の原因となる科学物質の室内濃度を下げる対策を義務付ける法律が施行され、ホルムアルデヒド対策においてJAS規格最上位等級(F☆☆☆☆)の認定を受けています。
■ホルムアルデヒド放散量の公的規格
表示区分 (旧表示) |
ホルムアルデヒド放散量 (水中濃度) |
|
平均値 | 最大値 | |
F☆☆☆☆ (新規格) |
0.3mg/l以下 | 0.4mg/l以下 |
F☆☆☆ (E0・Fco) |
0.5mg/l以下 | 0.7mg/l以下 |
F☆☆ (E1・Fc1) |
1.5mg/l以下 | 2.1mg/l以下 |
■建築材料の区分
建築材料の名称 | 記号 | 使用面積制限 |
最上位規格 (規制対象外) |
F★★★★ (平均値0.3mg/l以下) |
制限なし 自由に使えます |
第3種ホルムアルデヒド 発散建築材料 |
F★★★ (E0・Fc0) |
使用面積を制限 (床面積2倍まで) |
第2種ホルムアルデヒド 発散建築材料 |
F★★ (E1・Fc1) |
使用面積を制限 (床面積0.3倍まで) |
第1種ホルムアルデヒド 発散建築材料 |
F★ (E2・Fc2) |
居室の内装仕上げの 使用禁止 |
【ホルムアルデヒド】
殺菌・消毒・防虫剤として使用されるホルマリンは、実はホルムアルデヒドという化学物質の約37%水溶液。
このホルムアルデヒドは反応性や熱安定性に優れ、かつ経済的であることなどから、科学製品やプラスチック、接着剤や塗料などの科学繊維の合成に幅広く使われています。
しかしその反面、空気中に拡散しやすく異臭を放つ為、目やのどの痛み、頭痛や吐き気、咳やくしゃみを引き起こしたり、アレルギーの悪化をまねくことがあるというデメリットもあわせもちます。
ホルムアルデヒドがこのようなシックハウス症候群の症状の原因となるため、平成15年7月1日より建築基準法により使用の規制が義務付けられました。
【シックハウス症候群】
住宅やビルにおいて、室内空気汚染により居住者に様々な体調不良が生じる状態のことです。
家に入ると眼がチカチカする、気分が悪くなるといった軽度なものから、アトピー性皮膚炎、喘息の悪化などのアレルギー疾患悪化、などの症状があげられますが、未解明な部分が多く残されていますので、単純には説明できません。
<背景と原因物質>
省エネ対策に伴う住宅の高気密・高断熱化が不充分な換気を引き起こし、化学物質を放散する建材・内装材等の使用が室内の空気汚染を招いていると考えられます。
その原因物質として一般的には、住宅内装材に含まれる化学物質が問題視されていますが、身の回りの日用品も有害な化学物質を放散する可能性があります。